造形の時間に教壇にいない

僕は、授業中にほとんど教壇にいない

作業中の学生の間をうろうろとしている

世間話をして

冗談を言って

時には、学生に邪魔とか言われながらも

学生の中にいる

そうすると、なかなか質問や援助を求められない学生も

声をかけてくれる

通りすがりに・・・小さな声で、先生・・・ここが上手くいかない

その声をまってる

見回ってる時に、気づいている

何度も、何度も同じところでつまずいてる事

勇気を出して、聞いてくれた学生に丁寧に教える

たとえ、それが簡単な事でも、ちゃんと教える

そうすると、他の学生も心を開いて質問してくる

大人相手だから、時々甘えての質問もある

それを見極め・・・自分で考えなぁ〜と切り捨てる

いつしか、本当に困った時にだけの質問に変わってくる

質問がない時は、ひとりの質問がみんなの質問かもよと質問を促す。

授業は、大変・・・1週間の授業で100の作品が出来る

本当は、ひとつひとつにコメントして返したいが

実際には、忙しすぎてそれも出来ない

だから、展示する

いろんな所に展示する

頑張った学生は、展示されてる自分の作品をみつけて、携帯で撮ったりする

その様子が、うれしい

作品は、全作品を展示する

絶対に選ばない

この回に上手く出来なかった学生は、次の時に頑張る

そういう、自然的な指導が好き

 

年度変わりに、先生の授業は、もうないの?　先生の授業を受けたいなぁ〜

そう聞かれるのが、僕の勲章だった。

 

もう、退役したので・・・勲章は、もらえないけどね