各児童書出版社の広告を見たり
本屋での絵本コーナーに行って思う事は
絵本文化は成長していないって事
そう思いませんか?
50年も前の絵本が棚をうめ
シリーズが揃えられ
メインのままである
海外の絵本は、どんどん変わっているのに
日本の絵本の軸は、50年40年前のまま
なぜだろう・・・
出版社が、新人を育成していないからである
売れれば良い作家
売れなければ駄目な作家で判別し
文化としてとか、作品としてという
見方で作家を育てていない
そんな経営をしていたから
安定志向で、リスクをさけ定番を重視して
何十年も前の作品にすがる
新人の絵本作家の出る場がない
出ても、使い捨て
1冊出して、駄目だったら駄目
編集者も、固執しないから新人作家を守らない
固執しないとは、こだわらないって事
本当に凄いと思っているのでなく
上辺・流行で使っているだけ
出版社が、新人発掘していると聞いた事が無い
都合良く使おうとしていると思える
公募まがいのコンクールをやったりしているのは、
見かけるが、それは相手が来るもの
自分から、探すってしていない気がする
絵本文化って誰が育てるのか
僕は、それは、世に出す 出版社の使命なのだと思う
世に出さなきゃ、意味が無い事でもあるから
出せる出版社の使命なのではないのだろうか
今、児童書専門の出版社は、どんどん潰れ
さらに、新人の起用は少ない
総合出版の一人勝ちに近い
出版社がつぶれると
その出版社の特徴ある編集眼が減る
それが減ると特徴のある絵本が減り
平凡な絵本だけになる
専門出版と総合出版・・・色が違うのである
専門出版は、特色
総合出版は、普通色
そして、絵本文化が衰退していくばかり
デジタル絵本の分野も、絵本がわかっていない業者が乱立し
ストップアニメーションを絵本と称している
絵とお話しがあれば絵本と思っている程度では駄目なのである
絵本文化の成長の為にも
何かを考えなければと思うのである
絵本・・・位置づけが難しい分野でもあるが
子どもも、大人も、いつでも
読めるものが絵本なのである
そして、感動は、大人でも、子どもでも
心にずっとあるものである
それだけ、影響のある本なのである
まとまりがないが、今感じている事を
自分の為に書いてみた
答えは、本物を出すだなと・・・思っているのである