自作である誇り(絵本)

自分で絵本の物語を考え、自分で絵本の絵を描き

全部、自分で作った絵本なのに

それを、誰かに見せた時に

これって、なになにと同じ感じの絵本だねとか

あの絵本に似てるねとか、言われる時がある

 

時には、わざわざその絵本を持ってきて見せる人がいる

 

でも、そう言われた時に、その似てるといわれた絵本を

自分が意識して、考えながら作ったのでなければ

自作の誇りを持てば良い

 

なぜなら、人間の発想とか着目なんて限られている

同じような作品がある可能性は高い

でも、その絵本を意識して描いたのでなく

偶然、それに近いと言われたのなら、それを引け目に考える事は無い

逆に、そんなに凄い絵本と同じ発想、着目が出来た事を誇りに思い

喜ぶべきである

 

絵が似てると言われても、その作品をマネしたのでないなら

それは、似ていると言うだけでオリジナルである

 

描いた本人の自覚によるが、マネしてないなら自作である

(自覚の無い人も・・・たまにいるので困るけどね)

 

僕が、他の人の作品をある程度、読んだら

読まない方が良いといつも言ってるのがこの事

 

読めば読むほどに、自分の作品作りを縮めてしまう。

せっかく、思いついたのに、あの作品に似ていると自分で思ってしまうと

それ以上、作れなくなる

 

発想は似てても、展開は違うはず

1冊で作品なんだからね

 

絵本の世界でも、教科書的な絵本がある

そういう、基本になる絵本は読むべきだし

研究するべきである

 

それを読み研究する事で、絵本作りの基本がわかるかもしれない

 

 

また、絵本を描いてるという事と、絵本を知ってるという事は違う事である

 

絵本を描いてるというと、じゃ絵本の専門家で絵本を沢山知ってると

思われてしまうが、評論家じゃないから、人の作品なんて知らない

 

逆に、評論家とか研究家があんなに絵本を知っていても、自分で作品を

作れない。あんなに人の作品を色々というなら自分で作れよって思ってる作家も多いけど、作品を作ってる評論家は・・・逆に評論家でなくなってしまう

それぞれにそれぞれの道があるものだね。

 

僕は、絵本をそんなに読まない

だから、知らない

でも、それで良いのだ

だって、作り手の方だからね

 

読まないけど、知ろうとは思う

作品を読まないけど、見る事はする

 

見て

へぇ〜、凄いなぁって絵本は読む

 

         <文責・ab-絵本創作塾 塾長 須田繁太>

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