絵本の絵のあそびについて

 

絵本の絵に、「あそび」があると良いよね

「絵本の絵のあそび」

絵本の絵を描くときに、ストーリー性を追いかけて主体を描いていくのは

当然の事なのだが、その周りをいろいろと描くって事だね。

それは、場面の中にお話の流れに関係ない

いろいろなものを描く

作家が、楽しんで描くってこと

それを意図的にしてる絵本作家もいれば

無意識にしている絵本作家もいる

意図的にってのは、下手すると見え見えになるけど

無意識にしてる絵本作家は、自然で楽しめる

 

超簡単に言えば、「ウォーリーをさがせ」って絵本

ウォーリーを捜すのが、この絵本の主体

でも、見てるうちに ここでこんな事してるとか

こんなのがあるとか・・・捜すのを忘れて違う事を考えて見てたりする

次の場面にいっても、気になってた人が、また何かやってたりすると

ウォーリーでなく、その人を捜し回ったりする。

 

そういうのが、絵本の絵のあそび

ウォーリーの絵本は、物語絵本ではないけど、

「絵本の絵のあそび」を簡単に説明する例えとして

取り上げたけど 良くわかるでしょ

 

絵本を学んで、絵本を描こうとする人のほとんどが、

主体を一生懸命に描いて、それが描き終わると

それで、完成したっていってる

そうではなく、主体が完成したら周りを楽しもうって事

楽しんで描くと楽しさが伝わる

主体ではないから、気軽に描いて楽しめるしね

 

子どもが、絵本をひとりで見てて、お話とは全然違う事を言いながら

ひとりの世界に浸って、楽しんでる時

その時に、子どもの頭の中は、想像と空想で脳みそが回転して

どんどんと脳神経のシナプスを繋げている。

 

脳のシナプスは、繋がれば繋がるほどに連絡網が発達し

その連絡網の中で、一番の近道を探ってくれる。

 

だから、同じ事をさせても、簡単に出来る人と

遠回りしている人との差が出る

 

簡単に出来る人は、その事に対しての経験値が高い人

経験値は、シナプスの量なんだよね

 

そう考えると、どんどん絵本を読んでもらって

どんどんシナプスを繋げて欲しい

 

一冊で、いろいろと楽しめる絵本がお得じゃん

だから、絵本の絵のあそびを入れて

 

この作家・・・本当に楽しんで描いてるよねって感じて

それが、絵本に繋がっていけば良いよね

 

島田ゆかさんの絵本なんかも

完全にこの事を証明している

あの、ちょっと変わったキャラでもね(笑)

 

だから、絵本の絵を描くのに時間がかかるって事にもなるんだよ。

 

主体だけって・・・絵本の絵でなく、挿絵になってるかもね・・・。

 

         <文責・ab-絵本創作塾 塾長 須田繁太>

コメント: 1
  • #1

    ab-sousaku (日曜日, 21 4月 2013 18:15)

    あら、沢山の人にいいねって言われて・・・ありがとうございます。

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